パワー半導体って、実はすごい身近なんです

「パワー半導体」
――少し聞き慣れない言葉かもしれません。ともすると、私たちの生活とは遠い存在に感じられるかもしれませんが、実はあらゆる場面で日常を支えてくれている“縁の下の力持ち”です。

たとえば、
– エアコンが効率的に動くための電源制御
– 電気自動車がスムーズに力強く走るモーターの制御
– 太陽光や風力など、再生可能エネルギーの電気を上手に使うための変換回路

こうした身近な“電気”の流れをコントロールするのが、パワー半導体の役割です。日々の暮らしで意識することはあまりないかもしれませんが、もしこの技術がなければ、エアコンや電気自動車、省エネ家電などの進化も、再生可能エネルギーの普及も、ここまで実現しなかったでしょう。

私たちFLOSFIAは、この“見えないけれど重要な存在”であるパワー半導体を、さらに高効率・高性能へと進化させるために取り組んでいます。パワー半導体は、社会の「省エネ」や「脱炭素化」のカギを握る存在でもあります。

次回は、パワー半導体の可能性をさらに広げる新しい素材「酸化ガリウム(Ga₂O₃)」について、やさしくご紹介できればと思います。これからも、私たちの身近な未来をつくる技術について、少しずつ発信してまいりますので、どうぞご期待ください。