FLOSFIAでは、省エネ化のキー材料の一つと考えられている酸化ガリウム(Ga2O3)を用い、世界最小(FLOSFIA調べ)のオン抵抗である0.1mΩcm2のショットキーバリアダイオード(以下、SBD)を実現しました。しかもこのSBDは500V以上の耐圧を有しており、家庭用の電源用途で使用可能な耐圧を有しています。現在販売されている最新のシリコンカーバイド(SiC)製SBDのオン抵抗0.7mΩcm2と比較すると86%もの低減となります(右図参照)。
FLOSFIAでは、本研究成果を基に、2015年末には、TO220パッケージに実装した600V耐圧品のサンプル出荷を開始、2018年までに量産する予定です。
■ 本成果の技術的な特徴、作製方法等につきましては関連ファイルをご参照ください
関連ファイル:プレスリリース(2015年10月26日)
■ 本成果については、2015年11月5日(木)、「第1回酸化ガリウムおよび関連材料に
関する国際ワークショップ(IWGO 2015)」(International Workshop on Gallium Oxide
and Related Materials 2015) にて発表予定です。